台風が過ぎて秋の色が深まった空の下、聖地熊野で夢のリトリートを開催することができました。「生熊野リトリート」の西川昇さんのナビによる熊野リトリートとヨガのそれをコラボで行うという初の企画。蘇りの地「熊野」で、魂再生のための内なる旅 – インワードジャーニー(Inward Journey)を体験してもらいたいという願いを込めて挑みました。
我々一行のインワードジャーニーの幕開けは、夢の「苔神社でヨガ」。裸足になってみずみずしい苔の感触を満喫。風が木々を揺らす音、ひんやりと澄み切った空気、木や苔のやさしい香りに包まれながら行う瞑想はまるで夢見心地。不規則な光と影を作り出す木漏れ日が、一段とその神秘性を高めてくれる。街ヨガでは決して味わうことができない、深く心地よい至福の瞑想体験。

宿泊先の全龍寺へ向かう途中温泉で汗を流し、夕食も終えた後、お寺で夜ヨガを行いました。せっかくのリトリート。普段は余り練習する機会のない、寝たままのシャバアサナのポーズで行うインドから伝わる瞑想法をご紹介。そうしたところ予想を上回る反響をいただきました。この寝る前のリラクゼーション瞑想、鬱や不眠、リラックスに効果が高いだけでなく、ハイヤーセルフと繋がって自己実現や、夢の実現をはたしたり、パフォーマンスの向上にも効果がありそうな予感大。今後是非もっと多くの方に提供していくという方針が決定!

一夜明けた2日目の朝は、王子ヶ浜で波の歌を聴きながら夜明けと共にヨガと瞑想を。それは、自分の体がこれまで味わったことのない清々しさでいっぱいのひと時。時空を超えて、自然と一体化したような不思議な感覚が味わえました。

大間神社では滝と一体化する体験を。いにしえの時代よりご神体として崇められてきたという滝のそばで、水しぶきを浴びながらそっと目を閉じて水の流れに意識を乗せていく。まるで自分が一滴の水になったかのごとく水の流れを感じているうちに、やがて深く大地へと落ちていき、ついにはまた天高く昇っていく。そんななんとも表現し難い官能的な体感を経験。
滝の音と水しぶきにやさしく包まれながら、秋の凜とした日の光が差し込んで来るのを全身で感じ、ただそっと目を閉じて佇んでいると、自然と身も心も浄化されていく。肩の力が抜け、体のあちこちにあった滞りも気づけば解消されて。滝を後にする頃には、もうすっかり癒され、浄化されたブランニューな自分に気づく私たちでした。

鬼ヶ城(波と岩が織りなす海岸景勝地)では、海と空が雄大に広がる絶景のロケーションでヨガと瞑想を。シャシャンカーサナ(チャイルドポーズ)で脱力して目を閉じると、自分達の真下にある岩とコミュニケーションを取るような感覚になり。その岩のやさしさや温もりを楽しんでいるうちに、どこか遠い世界をさまよっていたような、不思議な感覚を味わいました。

この旅の締めくくりは「生熊野リトリート」恒例の日与加具良(ひよかぐら)。丘の上に鎮座する大きな盤座の小さな穴の中に一人ずつ入り、ナビの西川さんに縄文祝詞を唱えてもらうという儀式(アンカリング)。リトリート中に体感されたことをセーブ(保存)するようなイメージでしょうか。祝詞を唱える声が岩の中で反響し、その音霊によって何か具体的なメッセージを受け取る人、龍や蛇が夢に出てきて不思議な体験を味わう人など様々ですが。ここで感動を深めてリトリートを締めくくられる方がほとんどで、今回も皆各々気づきや課題を胸に、愛おしいこの大きな岩を後にしました。

参加くださった皆さん、今回は本当にありがとうございました。大自然の中で行う瞑想やヨガを通して、初心者の方ですら心がふわりと宙を浮いて和らぐような、ストレスがスーッと消えていくような、そんな体験を味わわれたり。また、意識が綺麗に宇宙とつながる体験をされたりといった、数々の感想をお寄せいただいて大変嬉しく思っています。かくいう私も、偉大なる聖地の自然の力を借りると、こうも簡単に皆さんの気づきや瞑想が深められるものかと正直驚いています。そのおかげでハイヤーセルフとの繋がりが密になり、自分の魂が求める方向へと導かれやすいのではと。そんな嬉しい予感を感じることのできる貴重な体験となりました。
無事リトリートを終えてそれぞれの場所に戻られても、どうかあの時のあの素晴らしい体感を思い出し、心や体でそれを再現してみてください。きっと今後も更に気づきや変化が生じ、この先優雅に変わっていかれることと確信しています。